3月は、毎日のように東京大学と早稲田大学にて、さまざまな講義の現場通訳を務めさせていただきました。まるで大学に勤務しているかのように感じるほどで、今回の一大プロジェクトは、弊社の通訳育成講座を受講し、プロ通訳者に成長したスタッフも現場を分けて加わることで乗り切りました。
中国の清華大学、香港大学、シンガポール国立大学のMBAの皆様が来日され、日本で多くの学びを得て帰国されたことを、私も大変嬉しく思っております。
さて、このような学びの現場で「言葉の壁」を無くす役目を果たすのが、われわれ通訳者です。
通訳は「異なる言語をお互いが理解できるように訳す仕事」。
しかし、私はそれに加味して、通訳は単なる「言語交換機」ではなく、双方の意思疎通を適切にサポートし、安心感を与え、より円滑な目的達成に向けての“橋渡し”でもあると考えています。実際、通訳者次第で現場の空気が変わり、プロジェクトの動向を左右することもあるのです。
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本日は、中国日本大使館のほか、関係協会の方々が参加される、大規模なビジネス交流会の司会・進行を含めた通訳を担当いたしました。現場にいらっしゃる方の多くは日本語と中国語の両方をある程度理解できる方々。そのなかで、事前の打ち合わせも原稿もなく、出たとこ勝負だったうえ、15名のスピーチ通訳は大変なお仕事です。
それでも、両国の方々が歓談されている様子を見て、両国の皆様が、誠実にビジネスをされていることを実感し、嬉しさで疲れが吹き飛びました。
参事官の方が日本語のスピーチをされる予定だったそうですが、私の通訳を聞いて中国語に変更され、登壇前に「通訳をお願いしますね」と一言、お声をかけてくださいました。微力ながらも、通訳を評価していただけたこと、大変光栄に存じます。
通訳のお仕事を通して、素晴らしいお客様や商品・サービスに出会うことができ、日中の架け橋となれる毎日に大変感謝しております。
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当社には全国に派遣可能な通訳スタッフが多数在籍しております。4月の通訳のスケジュールは埋まりつつありますが、急なご依頼でも対応させていただける場合がございますので、お気軽にご相談ください。
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